ESRとColt DCSが大阪の新規データセンター開発に向けたジョイントベンチャー設立を発表


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16 Oct 2025

アジア太平洋地域(APAC)に特化したアセットオーナー兼アセットマネージャーの ESRと、ハイパースケールデータセンターやAI、および大企業向けエンタープライズデータセンターのためのソリューションをグローバルに提供するColt データセンターサービス(以下「Colt DCS」)は、大阪府箕面市で建設を予定している130MWのハイパースケールデータセンター用地における第1期開発に向けたジョイントベンチャーを設立しました。

全体のうち65MWに相当する第1期は、設計・施工をESR-Colt DCSジョイントベンチャーが、運用をColt DCSが行います。本キャンパスはAPACで2番目の規模を誇るデータセンター市場という戦略的立地にあり、日本で急速に進むパブリッククラウドの導入、デジタルトランスフォーメーションや人工知能(AI)ソリューションの推進を支援します。

既に用地の整備が進められており、第1期棟は2027年に着工予定で、2029年後半の稼働開始を見込んでいます。

この度のパートナーシップによって、Colt DCSの実績ある運用能力と日本における25年以上の開発経験を、ESRが有する市場に根ざした開発の専門知識およびサプライチェーンの協力体制とつなぐことで、お客様に高品質なデータセンターソリューションを提供します。Colt DCSは2023年に「Colt京阪奈データセンター」を開設しており、また、ESR初のハイパースケール資産である「OS1」が、「ESRコスモスクエアデータセンター」キャンパス(大阪)内で2025年にコミッショニングを完了しました。

Niclas Sanfridsson

「Colt DCSは、日本において、ハイパースケーラー向けに世界水準のデータセンターを提供する確固たる実績を築いてきました。ESRとのJV設立によって日本での事業拡大が加速し、グローバルなクラウド事業者のお客様が展開する拡張計画の支援や、台頭するAI分野への対応を可能にする体制が整備されます。」

Colt DCS  CEO、ニクラス・サンフリッドソン

「日本は当社のデータセンター戦略の重要な柱であり、Colt DCSとのジョイントベンチャーは、地域全体のデジタル産業の成長を支える次世代のデータセンターインフラを提供するという当社の計画における重要な節目となりました。本サイトは、データセンター開発における当社の高度な専門性を活かした施設であり、お客様や地域社会のデジタルトランスフォーメーションを支援し、長期的な経済価値の創出に貢献するという当社のコミットメントを反映した取り組みです。」

ESR 代表取締役 ESR共同創設者・共同CEO、スチュアート・ギブソン

「Colt DCSとのパートナーシップは、資本パートナーやお客様に対して需要の高い市場で大規模なデータセンターを提供するというESRのケイパビリティを補完するものです。また、先進的かつ高性能な箕面データセンターは、ハイパースケールかつAI および大企業向けエンタープライズでの活用に伴うワークロードへの対応に特化して設計されています。テクノロジー面の能力にとどまらず、地域のイノベーション、交流、そして持続可能な成長を促進する活気ある拠点となることが期待されます。」

ESR データセンター部門 CEO、ディアミッド・マセイ

箕面サイトは、ESR-Colt DCSジョイントベンチャーが今回の大規模再開発プロジェクトのために地方自治体と連携して取得・用途変更を行った、約14万平方メートルの用地に設置されます。

ESGと地域の都市再生を重視した第1期データセンターは、本ジョイントベンチャーが箕面市で構想する大規模データセンターサイトの一部を構成する施設です。当該サイトに関するマスタープランでは、周辺道路の接続性を大幅に改善・拡充するとともに、インターナショナルスクール、公園、商業施設、共用設備などの地域のための環境整備も行う予定です。ESR-Colt DCSジョイントベンチャーは、両社のグリーンデータセンター開発目標に沿ってLEEDゴールド認証取得を目指します。

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  • Email Colt DCS

    Miki Akashi / 明石 みき

    Coltデータセンターサービス・ジャパン・オペレーティング合同会社 広報 E-Mail: [email protected]