大きいことが良いこととは限らない

Eエネルギー効率 - Colt DCSがPUE値を下げた施策

17 Dec 2019

大きいことが良いこととは限らない

電力使用効率(PUE)は、データセンター事業者によって広く使用されているデータセンターの指標であり、その信念を表すものと言えます。PUE値が小さいほどデータセンター運用の効率性が高いことになり、そのためPUE値の低減はデータセンター管理者の大きな目標となっています。

Colt データセンターサービスでは、データセンター全体においてPUE値を可能な限り下げる取り組みを行っています。各サイトにおいても可能な限り低いPUE値を実現するため、データセンター運用チームは標準ガイドラインに従って日々運用しています。

エネルギー効率に重点を置いた結果、Coltデータセンターサービスは、過去10年間で施設全体における大幅なエネルギーの節約を実現しました。そしてこれまで行った取り組みを通し、PUE値低減に関する教訓を得てきました。

当社がこれまでに実施したPUE値低減の施策の一部を紹介します。

電力使用量の計測

「計測ができなければ改善は不可能です」とマネジメント・リーダーのピーター・ドラッカーは語ります。電力使用量の定期的な計測はデータセンターの効率性を上げる最初のステップなのです。

エアフロー管理の強化

エアフローは様々な方法で改善させることが可能です。

エアフローの調節 / 熱い空気と冷たい空気が混ざるのを防ぐ

エアフローを制御し、熱い空気と冷たい空気の混合を防ぐための様々な手順を優先して踏んでいく必要があります。

ホットアイルとコールドアイルの配列

同じ列にあるラックに搭載されたサーバーは、同じ方向を向いている必要があります。これにより、サーバーの前面を一方向に背面を他方向に向けて、ホットアイルとコールドアイルに配置することができます。この方法により、サーバーの前面に冷たい空気を供給するコールドアイルを、熱い空気を冷却ユニットに戻すホットアイルを作り出すことができます。

空気の漏れを減らす

機器が搭載されていない隙間を埋めるため、ブランキングプレートの取り付けを行います。 これはラック間またはラック後部への空気の流入を防ぎ、空気の漏れを止めるための対策となります。

床の点検

床と壁は空気漏れの潜在的な発生源です。空冷ユニットの後部と下部にある隙間や、空気の逃げ場となる床タイルの通気口を点検します。

アイルコンテインメントの導入

隙間を塞いで空気の漏れを対策した後、アイルコンテインメントを導入して、熱い空気と冷たい空気を分けてエアフローの方向を改善します。屋根、またアイルの端にドアを設置することで、大幅なエネルギー節約になります。

空気温度の調節

エアフロー管理を強化することで、さらに優れた空気温度の調節が可能となります。これは、冷却ユニットの効率性アップに繋がる理想的な状況です。さらに、データセンターのオペレーターがコールドアイルの空気温度を上げられるようになり、空調ユニットのより効率的な稼働にも繋がります。サーバー機器に冷たい空気が供給され、熱い空気が冷たい空気と混ざることなく排出された場合、データセンターの空気温度の調節はさらに容易となります。

湿度の調節

湿度の管理によって、オペレーターが湿度を制御することができると、データセンターの管理における効率性が向上します。湿度の設定範囲をわずかに広くとることで、加湿と除湿の必要性が減り、エネルギーの節約に繋がります。

変圧器電圧の点検

データセンターの電気変圧器の電圧を点検して、使用機器が必要とする供給電圧が一致していることを確認する必要があります。

絶縁変圧器の撤去

絶縁変圧器はエネルギー効率が悪く、施設において不必要な電力消費を生み出すため、撤去することを推奨します。

余分な機器の稼働を停止する

余分な連続電力供給ユニットの稼働を停止することで、エネルギー消費を抑えることができ、大幅なエネルギー節約へと繋がります。

定期点検の実施

12ヶ月間のデータを記録することで、取り組みに対してどの程度の改善が見られたのかをオペレーターが把握することができます。

当社では数年間にわたって、データセンターの効率性を高めるための様々な対策を取ってきました。ただし、実施した対策に本当に価値があるかどうかを判断するには、定期的な点検が必要不可欠となります。この記事に記載されている対策は、データセンターの長期計画に関係なく実施できるものです。

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